ピッキオが開催している夕暮れのムササビウォッチング。
前から興味があったのですが、やっと参加が実現!

暗くならないと見えない?らしく
集合は16時。
参加者は4家族ほどいました。


最初にムササビの生態について、簡単なレクチャーがありました。

マントを広げて飛ぶ姿・・・ってことしか知らなかったのですが
ピッキオのスタッフが作った実物大のぬいぐるみで
詳しく説明してくれたのはこんな感じです。


<大きさ>
身体のマントを広げると40cmくらい。
しっぽはたぬきみたいに大きくて長ーい。
木から木へ移るときにマントを広げて空を飛びます。
30mも飛ぶことができます。

ムササビはリス科なんですね。
モモンガという似た動物がいますが、モモンガはもっと小さくて手のひらぐらい。


<食べもの>
葉っぱや木の実、冬は木の皮を食べて生きているとのこと。
虫を食べる雑食性かと思ってましたが
完全なベジタリアンでした。

<習性>
ムササビは夜行性で、
陽が落ちてから30分後にエサを探しに出かけます。
そして明け方に巣に戻る。
だから季節ごとの日没時間に合わせて
出かける時間が変化するんですね。


ウォッチングツアーもこの日の日没時間、17時45分に森へ出発しました。
ムササビが光に驚かないように、
スタッフが赤い光の照明を持っていきます。

声をひそめて、薄暗い森の中にたどりつくと
木の上に設置している巣箱を確認して、
完全に日が暮れるのを待ちます。
この森の中には何匹かムササビがいるらしいのですが
この日は巣箱に何匹いるのか・・・。


巣箱にはカメラが設置してあるので、
ケーブルをつないで中の様子を見せてくれました。

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折り重なるように2匹?3匹?
寝ているかと思ったら、もそもそ動き始めてる様子。
そろそろ巣箱から出るのか・・・?

あまりにも予定通りの行動で
体内時計ってすごいなあ。

あたりが真っ暗になったとき
ようやく1匹巣穴から顔を出しました。

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カメラの感度をめいっぱいに上げて撮影成功!

あたりをうかがうと、木をするすると上っていって
そこからジャーンプ!

あっほんと、白いおなかが空を飛んでる!
と叫びたい声を必死に抑えて。


さすがにジャンプの写真は暗すぎて撮れませんが
白いマントは森の中ではかなり大きく見えます。

この日、巣箱の中には3匹いたのでかなりラッキー^^

その後、森に消えていくムササビの音を聞きながら
夜の森に棲む動物の気持ちがちょっとわかったような気がしました。

クマがいつ出てもおかしくないので
ひとりでは絶対に行けませんが・・・