7月22日の皆既日食の撮影のため
どんなレンズを使ったらいいか。
ほんと、悩みました。

そんなに予算があるわけじゃないので
高いズームレンズは買えないしね。
いま使っているものでなんとかならないかな、と。

使っているカメラは「NIKON D90」。

まずメイン候補として
レンズはずっと昔から使っている
AF NIKKOR 200ミリの望遠ズームレンズを使用。

こちらはテレコンバータで対応することにして
ケンコー デジタルテレプラスPRO300 2倍
を選択。

これだと、いま使っているレンズの倍率を2倍にできる。
解像度の問題もあるかもしれませんが、
太陽のコントラストは強すぎるのでなんとかなるかなと。

そしてもうひとつ選んだのが、コレ。

フィールドスコープ













購入した日食レンズのメーカー、
ビクセンのフィールドスコープ。
ジオマII 67S

最初は天体望遠鏡も考えたんですよね。
でも旅に持っていくには大きすぎるのと
レンズの口径が大きく、
どうやって減光するんだと……。

それならフィールドスコープのほうが、
バードウォッチングもできるしね。
軽井沢での撮影にもすぐ転用できるし。

これだと倍率が1000倍ぐらいで
太陽がファインダーの3分の2ぐらいにおさまる。
コロナも撮れるかなと。
ただ、ファインダーのなかに太陽を探すのは大変。

もちろん、カメラレンズではないので
ピント合わせはマニュアル設定になります。
それから標準でついている接眼レンズでは
一眼レフカメラに接続できないので
別売りの接眼レンズと
アダプターやDGリングが必要となります。

減光フィルターも、
レンズフードをつけたら
ズームレンズ用の
減光フィルターのホルダーを
なんとかつなげられました。
使いまわしですね。

それにしてもデジカメの時代でよかったー。
ファインダーを直接覗き込まずに
ディスプレー上で調整できるので、
仕上がりがイメージできるし
失明の危険も防げます。

ただ微妙なブレだけはどうにもならない。
今度は三脚が問題になってきましたが……。